歯科コラム

2019年7月12日 金曜日

乳歯について

 




 一般的に、イヌやネコの乳歯は生後1~2か月で生え始めて、
5~7か月齢で永久歯へと生え変わります。

ヒトは乳歯が取れてから永久歯へと生え変わりますが、
イヌやネコでは永久歯が生えてる最中に乳歯が脱落します。

よって、

永久歯への生え変わりの時期を過ぎても残っている乳歯(特に犬歯で多い)は、

①永久歯の不正咬合

②歯周病の原因


を引き起こす可能性があるため
抜歯の対象となります。

 

 












乳歯を抜歯するタイミングは、

① 永久歯の犬歯が生えて3週間を過ぎても乳歯が残っている

② 生後7か月を過ぎても乳歯が残っている

③ 乳歯により永久歯の咬合状態に影響が出る可能性がある


場合などで実施します。

 


 

 


 
乳歯の発見時期が遅いと
抜歯をしても永久犬歯の不正咬合を防げないことがあるため、

残存している乳歯は
早めに抜歯することをお勧めします。

投稿者 森どうぶつ病院 | 記事URL

2019年6月10日 月曜日

口腔ケア(歯磨き)について

歯周病は、2歳以上の犬猫の8割以上に認められるといわれています。

悪化すると、歯が痛くて食事が食べれないなど生活に支障をきたすことや他の臓器に障害を起こす可能性があります。

そのため人同様、歯周病がひどくなる前に予防的な口腔ケアが重要となります。
様々な口腔ケアの中でも歯周病予防に最も効果的なのは歯磨きです。


歯磨きはリラックスさせた状態で定期的(できれば毎日、最低週3回以上)に行うのが理想的ですが、
すぐには許容してくれませんので徐々に慣れさせていきます。

 


 
大型犬では横から、小型犬や猫では向かい合って行います。

まずは、口の周りを触らせたり歯を見せることに慣れさせます。

次に、口の中を触ったり、指を口の中に入れたりすることに慣れさせます。

慣れてきたら、指にガーゼを巻き、歯と歯肉を軽く擦ります。

大丈夫なら、ハブラシを試します。


歯磨きの基本は、
毛先が歯面に垂直
歯と歯ぐき(歯肉)の境目はやや斜め
小刻みな前後運動
です。
歯の頬側(外側)が無理なく行えるようなら、口を少し開けて舌側(内側)も行います。


歯磨きは嫌がったら無理しないで、できる範囲で実施します。
ハブラシでの歯磨きができるまでには何日もかかることが多いですので、焦らず少しずつでも続けることが大切です
病院でも歯磨きの指導を行っておりますのでお気軽にご相談ください。

投稿者 森どうぶつ病院 | 記事URL

2019年6月 3日 月曜日

レーザーを使用しての歯周病治療

一番目の写真は、
処置前の犬の犬歯です。
歯の根元部分に歯石が付着し、
歯ぐきが赤くはれています。

二番目の写真は、
超音波スケラー、
レーザー処置後の写真です。

三番目の写真は、
歯石除去してから1週間後の状態です。
ほぼ正常な歯ぐきになり、
歯周ポケットの深さも
正常となっています。

□食事の食べが悪くなった。
□食事の食べ方がぎこちない。
□食べるときに痛がる。
□口臭がひどい。
□よだれがひどい。
□目の下がはれている。
□片方のみの鼻腔からあおばながでる。

以上のような症状がある場合には
歯に原因がある可能性があります。
お気軽にご相談ください。


休診日  第3日曜、祝日

日曜、木曜 午前中のみ診察

土曜日 5時まで

     北九州市八幡西区大浦
    (産業医大正門通り沿い)
     森どうぶつ病院

  

image1
image2
image3

投稿者 森どうぶつ病院 | 記事URL

2018年10月 1日 月曜日

最近やせてきた。

image1 image2

最近やせてきたと、
思われることはありませんか?

なんとなく食べが悪い。
食べるのを途中で止める。
口の横を前足でかく。
よだれが多い。
口臭がきつくなった。

このような症状があった場合は、
一度上唇をめくって、口の中を見てください。

上の右の写真のように
歯茎が赤くなったり、
歯石がかなりついていたり、
または、口の中を見ようとすると
ひどく嫌がるなどの場合は、

歯周病が原因で食べが悪い場合があります。

悪い歯を抜くことによって
歯周病がなくなり
痛みがとれて
食欲が回復する場合があります。

上の左の写真は、
左の写真の猫ちゃんの1年後です。
歯肉の炎症は完全になくなっています。

歯がなくて食べれるのかと
心配される飼い主の方がおられますが、

フードの粒が大きすぎなかったり、
缶詰であれば、
食べるのに支障はありません。

ほとんどの場合、
歯を抜くことによって
痛みがとれ、
食欲が回復します。

 


 

投稿者 森どうぶつ病院 | 記事URL

2017年12月 6日 水曜日

歯が多い

上の写真のわんちゃんは、
歯が多いということで来院されました。

上下とも
外側の列の歯が乳歯
内側の列の歯が永久歯です。

正常では、
生後6ヶ月頃までに
乳歯が抜け、
永久歯がはえてくるのですが、
乳歯が抜けずに残ることがあります。

乳歯残留と言います。

体重5Kg以下の超小型犬に多く見られます。
上の写真のように多数の乳歯が残ることは少ないですが、
犬歯の乳歯が残っている小型犬はよく見ます。

歯並びが悪くなったり、
歯垢歯石がつきやすいなどのため、
生後6ヶ月をすぎている場合は、
早めに乳歯抜歯をお勧めします。

一般的には、
不妊手術と同時に行うことが多いです。

詳しいことは、
当院に直接お聞きください。

投稿者 森どうぶつ病院 | 記事URL