たまたま同じ日に
同じ8歳齢で
同じ犬種のわんちゃん2匹の
歯石除去を行いました。
歯石の付き具合は、
外観上ほぼ同じでしたが、
結果として
左のワンちゃんは、
すべての歯は残りましたが、
右のワンちゃんは、
8本の歯を抜かざるをえませんでした。
なぜこのような違いがでたのでしょうか?
それは、
歯周ポケットの深さが関係あります。
左のワンちゃんは、5歳より
年に一度歯石除去を行っていたため、
表面的に歯石が多く付いていても
歯周ポケットはほぼ正常でした。
右のワンちゃんは、
8歳になって始めて歯石をとったため、
すでに歯周ポケットがかなり深くなっており、
ぐらついている歯が多数あり、
抜歯せざるを得ない状態でした。
できれば、
5歳までに一度歯石除去を行い、
その後は年に一回程度、
歯石除去を行うことをお勧めします。
歯周ポケットが深くなってからでは、
歯石除去はおそすぎます。
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