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2019年12月10日 火曜日

~お腹の中にできもの~(※臓器の写真あり)

9歳のミニチュア・ダックスフンドの男の子

健康診断にて

お腹の超音波検査(エコー検査)を実施しました。

そうすると、

脾臓という臓器に3cmくらいのできものがみつかりました。

現在症状はなく、いつからあったかもわからないため、

ひとまずは今後増大するかどうかを

経過観察することとなりました。

1か月後のエコー検査にてできものをチェックしたところ、
 

脾臓のできものの中での出血が疑われました。
 

今は元気ですがいつ破裂するかわからないため、

診断(できものが悪性かどうか)を兼ねて

脾臓摘出術を実施することとなりました。

そうすると、

できものは以前に破れたと思われる形跡が認められました。
 

手術後は経過良好で元気に退院していきました。


脾臓腫瘤の病理診断の結果は、

“血種およびリンパ組織の結節性過形成“

という結果でした。

お腹の中のできものが破裂してから、あるいは

どこかに転移してからの治療というものは

なかなか大変なものです。

健康診断で早期発見することができ、

元気な状態で手術を乗り越えられたことが

ワンちゃんにとって一番良かったと思います。

投稿者 有限会社森どうぶつ病院

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