歯科コラム
2019年7月12日 金曜日
乳歯について
一般的に、イヌやネコの乳歯は生後1~2か月で生え始めて、
ヒトは乳歯が取れてから永久歯へと生え変わりますが、
イヌやネコでは永久歯が生えてる最中に乳歯が脱落します。
よって、
永久歯への生え変わりの時期を過ぎても残っている乳歯(特に犬歯で多い)は、
①永久歯の不正咬合
②歯周病の原因
を引き起こす可能性があるため
抜歯の対象となります。
乳歯を抜歯するタイミングは、
① 永久歯の犬歯が生えて3週間を過ぎても乳歯が残っている
② 生後7か月を過ぎても乳歯が残っている
③ 乳歯により永久歯の咬合状態に影響が出る可能性がある
場合などで実施します。
乳歯の発見時期が遅いと
残存している乳歯は
早めに抜歯することをお勧めします。
投稿者 森どうぶつ病院